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Shiunからの手紙

Live different.

「動く小さな家・モバイルハウス」はじめての宿泊体験

モバイルハウス

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数日前、はじめて軽トラの荷台に小屋を建てたタイプの手作りモバイルハウスに宿泊させてもらった。

宿泊したのは、長野の安曇野にあるゲストハウス シャンティクティを運営する臼井健二さんが製作した「足る足る号」。
 
 

軽トラの荷台スペースに広がる独自の居住空間

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モバイルハウスの外見は、白い軽トラにマッチした白を基調としたつくりになっていて、写真で見たより車高は高く感じられた。

後ろの扉を開けるとそこには「住まう」ことの必要最小限の一部屋の空間が広がっていた。そう、これはもはや「お家」なのだ。ベットも、水周りも、キッチンもある。

限られたスペースだからこそ、あらゆるところに快適に住まうための思考が巡らされている。

たとえばベット下の箱は荷物入れとなっており、モバイルソーラーバッテリーや、シュラフ(寝袋)、その他必要な荷物が入れてある。

電気も屋根に二枚のソーラーパネルを取り付けてあり、昼間に自家発電してバッテリーに溜めれば、夜に必要な電灯やスマホやパソコンの充電まですべてを賄える。

 

モバイルハウスの空間は自由自在。二人泊まれる二段ベットに早変わり

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普段は一人用のベットに、収納してある棒を組み立てその上に板を乗せれば、二人寝れる二段ベットに早変わり。

そこに山用品のエアーマットレスと厳冬期用のシュラフがあれば、冬の間でも寒い思いをすることもなく、快適な一夜を過ごすことができた。
山の道具の優れた機能性と多様性は、モバイルハウスの限られたスペースとの相性がいい。自分で建てれば、まるで自分の巣のように思い通りに空間をデザインすることができるのだ。


20万と一ヶ月あれば夢のマイホームがつくれる

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いま世の中では「家」は買うか借りるしか選択肢がないように思われている。人生で一番高額な買い物が家であり、家を買えない貧乏人はずっと土地の所有者に家賃を支払い続けることになる。人間の生活に欠かせない「住まい」を手に入れるのに、なぜこんなに苦労しなければならないのか。

しかし、20万で一ヶ月ほどかけて自分で作っしまえばモバイルハウスは手に入るのだ。

だったら自分で作ってみればいい。元々人間だって他の動物と同じように自分の住処となる「巣」をつくってきたのだ。自分でやってみることで、「住まう」のにどれくらいの空間が居心地よく、エネルギー自給してみて、どれくらい電気が必要なのか、生活に水はどれくらいいるのか分かってくる。これは究極にシンプルでミニマムな暮らしの実験なのだ。
 

モバイルハウスは所有生活から共有生活への架け橋となる

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いま「住まいの在り方」が見直されるべきだと思っている。そのために自分で家を作ってみるという体験は、自分の身の丈にあったミニマムな暮らしをするための貴重な経験になる。

これだけ移動の時代になったにも関わらず、家だけが固定されてて「不動産」なのはおかしい。別に「可動産」があったっていいと思うのだ。

それに軽トラに小屋を建てた場合、それは法律上「家」とは見なされずに車両扱いとなる。固定資産税はかからないし、軽トラだから税金も安いので維持費が安い。

モバイルハウスの家はスペースが限られているが、トイレは日本中どこにでもあるコンビニや公園を利用すればいいし、お風呂はたまに銭湯に通えばいい。生活に必要なものをすべて所有せずに、街にあるものを活用すればいいのだ。街の一部を自分家のように使えばいい。

そんな動く小さな家に乗って、僕は「旅するように暮らし、暮らしながら旅をする」暮らしの実験をする。二人の相乗り旅も楽しいだろう。日本全国を巡って、素晴らしい景色の場所に軽トラを止めて、家の窓からの風景が変わる毎日を楽しみにしたい。



しうんより