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Shiunからの手紙

Live different.

新しくiPhone5cを手に、いざ自然保護区の稻城亚丁へ裏道入門

Day 139:稻城(daocheng)- 香格里拉镇(xianggelilazhen)= 77km

 
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稻城に潜伏し、なくなったアップルのiPhone5sに代わって、成都から送られてくるiPhone5cを心待ちに待つこと四日。。。。
色々と問題はあったが、ついに今朝、無事に新しいiPhone5cを手元に迎えることができた!
 
実のところ昨日の夕方にはお店から届いたとの知らせがあり、すぐさま迎えにいこうとしたのだが、なぜか銀行からうまく現金が引き下ろせず、届いたiPhoneを目の前にして昨晩は持ち帰れずあえなく閉店時間を迎えてしまったのであった…。
 
万が一のため、二枚持ち歩いている銀行カードのうち、もう片方のカードに急遽家族にお願いして追加で軍資金を送金してもらい、今朝の朝一で一気に3500元(約6万円)もの大金を引き下ろし、そしてすぐさま35枚もの100元札とiPhone5cはトレードされた。
 
よろしくね、iPhone5c。
 
iPhone5sとは違い、プラスチックのケースに収まっていたiPhone5cは、ポップで、まるでアップルのガチャポンから出てきたかのようだった。
 
新しいおもちゃを手に、まずは店内の中で簡単な初期設定と必要最低限のアプリをダウンロードした。
 
失くしたiPhoneのバックアップがあったのですぐに復元したかったのだが、それには最新のiOS8.1にアップデートする必要があり、停電中のお店ではできないためひとまず断念。
 
それにしても、稻城に滞在中、幾度なく警告なしに停電は繰り返された。日中ほとんど停電が続く日もあれば、間もなく日が暮れる前に停電し、真っ暗闇の夜を余儀なくされる日もあった。
中国各地から多くの観光客が流れ込むようになり、稻城の街は観光都市へと成長を遂げようとしている真っ只中だが、インフラ整備がまだ整っておらず、また厳しい冬の寒い時期には観光客が激減するため自分が滞在したホステルもあと数日で営業停止に入るみたいだった。
 
何はともあれ無事iPhoneが手に入り、ようやく次の目的地に向け、歩行前進できるのが嬉しかった。
 
辺りの山々が雪で雪山に変貌を遂げ、間近に迫る冬の寒さを肌で感じながら、先を急ぐことにした。
 
iPhoneをいじり終え、街を後にしようと歩き出したのはすでにお昼前。
次なる目的地は77km先の四川省の小さなシャングリラ街。途中に泊まれる宿がないとの情報があり、食料と水をたっぷり補給し、大盛りの炒飯を食べきって出発した。
 
昨日サイクリングで漕いだ道を、今日は歩いて通ってゆく。昨日降り積もった雪はすでに溶けてなくなり、元の森林に戻っていた。
 
歩きながら放牧されているヤクを見ると、チベット族の放牧民一家と過ごした日々を思い出し、ヤクを追い回すときに使う口笛を吹く練習を繰り返しながら前に進んだ。
 
一時間ほど歩いて木の木陰で一度休憩を取り、再び歩き出してからまもなく一台の乗用車のトラックが近くに止まった。
 
自分がちょうど目指す街に行くというので、乗せてもらうことになった。決して自分からヒッチハイクはしないが、最近の道のりは山道で上り下りがあり、標高が高く泊まれる宿も適度な距離で見つからないため、止まってくれた車には積極的に乗るようにしている。
 
乗せてくれたのは、チベット族の人と漢民族の男女が運転する車で、彼らは亚丁というシャングリラ街からさらに先に30kmほどいった観光地で働いているそうだ。
 
亚丁は、この方角に来るほとんどの観光客の御目当てで、雪山ある四季を一度に楽しめる自然の絶景の観光地だ。
だが、チケット代が異常に高く、観光地に入ってからのシャトルバスを含めるとチケット代だけで270元(約5000円)にもなる。さらにホテル代もかなり割高で、食費も合わせると、たったの1日2日で痛い出費になってしまうため、行くかどうか躊躇していた。
 
時速100km近くであっという間に、午後過ぎには数日かけて歩き着く予定だった香格里拉镇に到着できてしまい、街の国際ユースホステルに早々とチェックインした。
 
この街でも停電が続いており、電気の通わない暗いホステルの部屋に案内され、同室の自転車の旅人と仲良くなり、しばらく話し込んだ後、そのまま一緒に夕飯にも出かけた。
 
夕飯に出かける前、ホステルの店長から嬉しい話を聞けた。
なんと270元もするチケット代を払わずに、裏道から亚丁に入れるというのだ!その道はチケットの検問所を通らずに山を登って越えていくルートがあるらしく、なんともお得な上にワクワクする冒険道を明日は迷わず行くことに決めた。
 
そして自転車の旅人で友達になったYPも明日は自転車を漕がずに、亚丁への抜け道を一緒に歩いて行くことになり、おもろしそうな一日になりそうだ。
 
夜になっても停電のままだったが、ホステルが自家用発電機を使って発電し、電気とネットが使えたため、新しいiPhoneをほぼ元どおりに復元でき、また今まで通りにiPhoneで中国徒歩横断記を書けるようになった。
 
次回、絶景自然風景の写真入りお手紙をぜひお楽しみに!
 

Total: 2351.0km*1

 
 
 
しうんより

*1:このトータルは純粋に自分で歩いた総歩行距離を示しているので、車に乗った分は含まれていません