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Shiunからの手紙

Live different.

登山のいただきものを引き連れて

Day 58:华山(huashan)- 华县(huaxian)= 32.8km

 
朝起きると、昨日の华山登頂で足が筋肉痛になっていた。さすがに毎日歩いていても、2000m級の山を寝ずに半日かけて登って下りるのに使う筋肉への負担は大きい。
 
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今朝は6時には目が覚めて、ユースホステルのロビーでくつろいでいると、年配の外国人の旅行者と出会い、仲良くなった。
 
ジュリアさんは、ドイツ出身のロンドン在住で、普段は学校でドイツ語の教師をしている。中国語はペラペラで、中国の古代文明や仏教、道教に関心を持っていて、学校の夏休みを利用して一ヶ月間中国のあちこちを旅しているとのことだった。
彼女は50歳にもかかわらず、とても若々しく、生き生きとしていた。
中国生まれだけど無知な僕は、彼女から色々中国について教えてもらい、また欧米やロンドンの話も聞き、もっと広い世界を見て周りたい気持ちが高まった。
 
ユースホステルの良さは、旅人の坩堝で中国の若者が多く集まり、人との出会いが豊富で、旅の情報や中国の同年代がいま何を考えてるか知れる出会いの場所である。
 
実際泊まった6人部屋のドミトリーで、同じ20代から多くの話を聞けて仲良くなった。皆僕が徒歩の旅人だと知ると、旅人として尊敬の眼差しと、中には一緒に記念撮影も求められる。旅人の中で人気者になりたかったら、ぜひ徒歩で旅することをお勧めしたい。
 
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8時半にユースホステルを出発し、ささっと朝ごはんを食べて、9時から西安に向けて再び歩きはじめた。华山に別れを告げ、頂いた筋肉痛とともに重くなった足を一歩ずつ前に踏み出す。今日の気温はそこまで上がらず、午前中は緩やかな上り坂を好調に歩きつづけて、12時を過ぎてお昼休憩を挟んだ。
 
今日は歩きながらこんなことを考えた。
 
「好きってなんで好きになるんだろう?」
 
自分の結論は、「好きとは、直感的な選択である。」
 
嫌いも同じく、人は瞬時に好き嫌いを判断し、自分好みの選択をしたいのではないかと思う。なぜ好きなのかと聞かれれば、好きだからという回答が最もシンプルで、そうあるべきだ。好きな人も、好きなことも、直感的に自分好みを選んでいる結果なのだから、自分の好きな選択を信じる方がいい方向に転ぶはずだ。
 
そして、お昼にはリラックスするために靴を脱いでふと靴の底を眺めて、こんなことに気がついた。
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ここまで約二ヶ月間、1000kmの距離を毎日一緒に歩いてきて靴底もだいぶすり減ったのだが、左右微妙に擦れた箇所にズレがある。自分の歩く際の癖が靴底を見れば分かるのだ。自分の場合、左足の後ろの方が右に比べて擦れている。こうして靴底を定期的に見てみると、自分がどんな歩き方をしているか見て分かって直せるし、面白い。
あともう二ヶ月もすれば、きっと滑り止めの凸凹もだいぶ平らに近づいていることだろう。
 
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今日の道は、ずっと連なる山を左手に、登山に比べれば屁でもない緩やかな上り坂がつづいた。
 
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午後から目的地の华县界に突入。
 
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車の追突防止用ミラーがセルフシャッターチャンス。
 
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午後も休まず歩き続けて、午後5時には目的地の街,华县に到着できた。
 
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ここ最近のお気に入りの飲み物。パイナップルテイストのノンアルコールビール。陕西地元の特産で、地元民から愛されている。値段もお手頃で、600mlでなんとたったの2元(約30円)。
 
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今日を歩き終えて西安まで残り100kmをきった。あと3日間毎日30kmペースで歩いていって、ちょうど旅にでて二ヶ月目の8月9日に到着を予定している…が登山でいただいた筋肉痛が、今日を歩き終えて歩くだけで足を引きづりたくなるほど痛くなってしまった。
 
一晩寝て、足の筋肉が超回復することを祈って、今晩は早めにおやすみしたいと思う。
 
では、晚安(おやすみなさい)。
 
Total: 1043.7km
 
 
 
しうんより