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Shiunからの手紙

Live different.

どこまでゆくのか、ゆけば分かるさ

中国徒歩横断記

Day3:良乡(Liangxiang)→ 琉璃河(Liulihe) = 21.3km

 
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昨日ホテルに到着したのが遅かったこともあり、今日は7時に起きてからゆったり昼近くまで支度をしながら過ごした。
今夜泊まれそうなホテルを見つけてから歩き出すつもりが、目的地が大きな街ではないため、事前に見つけ出すのが困難で、諦めて結局近くまで歩いて行ってから探すことにした。
 
これまで二日間連続30km以上歩いてきて、脚の疲労が残る状態からスタート。まだ歩くだけならともかく、15キロの荷物が入ったザックを背負って歩くのは、ただ歩くのと、かかる負担は全然違う。長時間、歩数を重ねると、脚の関節にかなり負担になる。
 
しかし、それでも僕はナイキなどの有名で科学的に脚をサポートする靴を履くことを拒み、あえて原始的?な沖縄の島ぞうり(サンダル)と、中国の古くからある布鞋と、二つの国を代表する履き物を選んだ。なるべく自分の力を信じて、自分の本来持ってる力を試してみたいという強い信念の元、科学に頼らず、あえて自分と脚に負担がかかる靴を選んだ。
 
3日目の今日になって、脚と痛みと、精神的疲労との格闘がはじまった。何度も弱気になる自分を、自分で励ます。
 
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それと一つ、今日の反省点は朝ごはんをしっかり食べず、まともなお昼も食べないまま、歩き続けたことだ。正直、旅が始まってから、慣れない日々変わる環境に緊張してか、ちゃんと三食食べれてなかった。睡眠不足、空腹は、より精神的に弱気になりやすくなる。そしていい判断がしずらくなる。これから歩く活動する上で、もっと基礎を大事にしようと反省しながら、多めに休憩を挟んで、なんとか今日の目的地である「琉璃河村」まで来れた。
 
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だが、まだ心配なことがある。それは、この街で外国人が泊まれる宿があるかどうかだ。なければ、たとえ脚が悲鳴をあげてても、まだ先を行かなくてはならない。何軒か地図に載ってるホテルに電話してみるも、ことごとく外国人宿泊を受け付けるとこは見つからなかった。仕方なく、自分の目に飛び込んでくる宿に直接当たってみることにした。
 
すると、早速一軒の宿の看板が目に入って、「蓝海旅館」という旅館を訪ねた。受付が何処かわからず、いちど二階まで上がってから、そこにいた人に場所を教えてもらって一階まで戻る。受付のフロントの人が出てきて、応対してくれた。
 
恐る恐るいつものことを聞いてみる…
 
「(中国語)今夜泊まれる部屋はありますか?あと実は日本国籍なんですが、外国人でも泊まれますか?」
 
見た感じ、どう見ても外国人を接待できる宿ではなかったけど、それでもわずかな可能性にかけてみたかった。
 
すると、
「昔は泊めていたんですけど…パスポートを見せてください」
 
いつもなら外国人だと分かった瞬間に流暢な中国語も意味を成さなくなるところ、今回は違った。
僕がここまで歩いてきて、さらに遠くまで歩いて行くことを知ると、「きっと歩き疲れてると思うので、特別に宿帳には記入しないので今晩はここに泊まってください」と言ってもらえたとき、その人の目を見ながら、僕は嬉しくて鳥肌がたった。
 
なんて心の優しい方なんだろう。。
 
そしてさらに、「もし何かあれば、私の友達ということにしますから大丈夫です」とまで言ってもらえた。本当に、ほんとに感謝だった。
 
宿は別に綺麗ってわけじゃないし、どちらかといえば汚い方だけど、そんなことはよくて、この方の心遣いが何よりも嬉しかった。何度もお礼を言って、夕方6時にはチェックインできて、熱いシャワーを浴びて、しっかり夕飯を食べた。
 
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北京の端っこまできて、ご飯を食べながら、ここまで歩いてきた意味を噛み締める。
 
中国徒歩横断の旅がはじまって、この三日間の中で人の優しさに触れて、一番感動した一日だった。
 
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明日は北京をでて、次の省、河北省へと向かう。
 
Total: 67.5 + 21.3 = 88.8km
 
 
 
しうんより