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Shiunからの手紙

Live different.

生きる実験という生き方

前回「やるよりも、やめてみる実験 - Shiunからの手紙」という生きる実験の一部をご紹介しましたが、今回は、『生きる実験という生き方』についてご紹介したいと思います。 

 

さらに以前書いて送った、自問自答して自己紹介した手紙に、僕は生きる実験家、もしくはライフスタイルクリエイターになりたいと書きました。そこでまず、「生きる実験ってなんぞや?」というところから定義していきます。

 

生きる実験とは? 

新しい生き方を創造するための実験。

 

生きるということを、もういちど根本から考え直してみる。今までの生きることについての常識を手放し、本当の生きる意味と価値を模索し、 新しい生き方を自ら実験し、創造する。

そして、「生きる実験家」とは生きる実験の実施者であり、生きる実験をしつづける人のことです。果敢に生きることにチャレンジし、自らの手と足と体を動かし、己が望む生き方、ライフスタイルを実験し、実施する。生きることを愛する人のことを指します。

 

なぜ生きる実験をするようになったのか?

趣味はなんですか?という質問をよく耳にすると思いますが、僕にとって「生きること」が趣味です。なので、生きることのすべてが僕にとっては趣味であり、好きなことです。

なぜこのような考え方になったのか、いつから生きる実験という生き方をするようになったのか、少し時間を遡ってお話させていただきます。

 

僕は今年27歳で、高校からアメリカに単身渡米。アメリカの大学を卒業後、日本に帰国して、一流のマーケティングリサーチ会社にいちど就職しましたが、たった五ヶ月でやめてしまいました。

大学三年生のとき、就職が迫ってきて、今までの自分の人生の中で感じたことがないくらい”ある危機感”に襲われました。

それは、「このままでは、普通の人生で終わってしまう!!」という危機感でした。小さい頃から他人と同じが嫌で、どこか天の邪鬼なところがありました。なので、小さい時からの夢は、ただ漠然と「大きい会社の社長になる」ことで、その夢が具体化することはなく、時間は過ぎていきました。

小さい頃から勉強が大の苦手で、塾に通いだした小学校から大学を卒業するまで、強要される学校の勉強を心から好きになることはありませんでした。

しかし、勉強が嫌いだからといって、学校をやめるという決断もできませんでした。自分の一度きりの人生で、本当に何を成し遂げたいか真剣に考えることもなく、ずっとやりたくないことからは逃げつづけて、大学を卒業する間際の就職活動まで引きずっていました。そして大学三年生になって、ようやく自分の深いところで秘かに叫びつづけていた根源的な欲求が、ついに溢れ出しました。

 

「普通の人生で、絶対終わりたくない!!」

 

それから僕は覚悟を決めて、まず真剣に就職活動をすることにしました。

でも、僕にとっての就職活動は、いい会社を探すより、まず何よりも、自分を探すことに焦点を当てました。今振り返ってみると、生涯つづく問いに出会えたきっかけとして、就職活動はしてよかったなと思ってます。

一度きりの人生は、世界一の自分を見つけだせるかどうかに尽きると思います。世界一の自分に出会うために、いま自分は生きてるし、生きる喜びを感じています。今この時点で、生涯つづく問いに自分は出会えてよかったと思います。

就職活動をきっかけに、自分に対して色んな質問をするようになりました。今までの学校教育とは違い、「与えられた問題と、すでにある答えを覚える」教育から、「自分で問いを考え、自分で答えを導きだす」という自分主体の学びに変わりました。このプロセスは、まるで"マトリックスのネオ"のように、それまで自分が見てきた世界を、ものすごいスピードであっという間に新しい世界に変えていきました。

自分でも分かるくらい、見る見るうちに自分が変わっていくのが分かりました。それでさらに変わっていく「見える世界」が、今までに感じたことないくらい面白くて、変化することの大切さ、楽しさを味わうようになっていきました。

そして、自分に様々な問いかけをする中で、”本質的な何か”を探すことを大事にしました。「教育とは何か?宗教とは何か?社会とは何か?自分とは何か?世界とは何か?」など、答えのない答えの中に、”変わらない普遍的な何か”を探し、自分の頭で考えに考えました。

不思議なことに、考えすぎて答えがよく分からなくなってしばらくすると、ふいに「あっ!」まさにこれだ!と思える答えが頭の中に舞い降りてくるのです。

 

世界の難題を問う

次に、僕はある難題を、自分に課してみることにしたのです。

 

「いま世界で起こってる様々な問題、貧困、経済危機、食料危機、環境変化などの問題の根源は何か?」

 

この難題の根源さえ見つけられれば、根本的に世界の問題を解決できるのではないかと考えたからです。

 

色々考えてみた末、ふとある朝に、この難題の答えが浮かびあがってきました。

 

誰もが知っていて、一番身近にいる、わたくしたち「人間」でした。

 

人間の私たちの考え、作り出したシステム、生き方が、いま世界で起こってる解決困難な問題を引き起こしているのだと悟りました。

 

我々の直面する重要な問題はその問題を作ったときと同じ考えのレベルで解決することはできない。− アルベルト・アインシュタイン

 

という有名なアインシュタイン名言がありますが、まさにその通りだと思いました。

そしてその日から、「どうすれば人間は変われるのか?」、「どうすれば人間を、『人間2.0』にアップデートできるのか?」という二つの問いと、人間について色々と考えるようになりました。

何度もなんども、"自分"と”人間”という壁にぶつかりながら、今でもこの問いの答えを探しつづけています。

 

“生きる実験”というキーワードにたどり着く

人間、そして自らをアップデートするための方法を導きだすために、今から約2年前に見つけ出したのが、「生きる実験」というキーワードです。人間という集合体も、一人ひとりの個人の集まりであり、その中の一人のアイディア、考え方、生き方が、時には世界を大きく揺るがし、人類の歴史を変えてきました。

 

そして、ガンジーの次の名言に行き着きました。

世界に変化を望むなら、自らがその変化となれ。− マハトマ・ガンジー

 

僕は「生きる実験」によって、己が望む生き方を手に入れるために、まず自らの生き方を実験することにしました。

生き方を実験するには、考え方、生きる環境、自分を変える必要があります。

自分を変えるというのは、無理に自分を変えるのではなく、より自然な自分であることです。

生きる実験をすることによって、より自分が望む生き方に近づいていくことができ、より自然体な自分で、生きる幸せを感じて、生きることの喜びを、日々感謝するようになりました。

 

何よりも、僕はいま生きることを、実験するのに”わくわく”しています。

当たり前になり過ぎている「生きる」ということを、実験する生き方。

 

僕の人生をかけた生きる実験は、まだはじまったばかりです。

 

 

しうんより